貧困、虐待、差別、その果てのドラッグ・アルコール依存。ホントにバカでクズ。でも、虚飾一切なしで淡々と映す生々しい彼らの言葉、生活、そして怒りの発露としての衝動は、ヒリヒリゾクゾクする。絶望と怒りで、たとえ瞬間であっても、いや瞬間だからこそなのか、ここまでのエネルギーが生まれることに感動するのか? 貴重なライヴシーンは勿論、必見。そして、ハードなL.A.の社会に埋没していったんじゃなく、選択する余地もなく対峙せざるを得なかった、ギリギリのとこで対峙していた、バカでクズ共の「リアル」は忘れない。
ライター・遠藤妙子
LAパンクとの出会いは、まだ渋谷にシスコレコードがあった頃にザ・デクラインのジャケのインパクトに負けていわゆるジャケ買いで即買いしてしまった。数年後にレイトショーも観ることも出来た。ザ・デクラインは単なるパンクムーブメント・ドキュメンタリーとして終わらしてはいけない。その当時と今は時代背景こそ違えどパンクスピリットは何一つ変わってない自分がここにいるから。
モモリン(GAUZE / D・O・T)
十代の頃、父親にお前のパンクは社会的背景がないと言われた。確かに俺は怒っていなかった。明るい未来像もあった。当時この作品を自分が観たらどう感じたろうか。いや、観てなくてよかったのかもしれない。
伊藤雄和(OLEDICKFOGGY)
実は初めて観た。ガキの頃に観ていたならどんな風に影響を受けただろうか?
PUNKは暴力だと言い切る俺より弱そうなクソガキ。俺もあんなだったのだろうか?
FEARの言ってる事やってる事は滅茶苦茶で一切肯定できないのだが、
俺が昔求めていたPUNKというのは正にああいう場面だった。
根拠が浅い不平不満、意味が無さそうな暴力、全部その場の勢い。
なんの説得力も無いのだけれど映像でも伝わるエネルギー。
PUNKがPUNKだった時代の貴重な記録だと思う。
菊池茂夫(Showcase)/photographer
クールの定義をとち狂って、眩しき駄作のような人生をおくる若者が一人でも多 くうまれるように、この映画を健全な生徒諸君にオススメします。
GEZAN/マヒトゥ・ザ・ピーポー
今ほど情報が整備されていない時代、ヘヴィメタルの内包する猥雑な面をスキャンダラスにえぐり出した「ザ・メタルイヤーズ」は衝撃的であった。
シリアスに現実に向き合う者、華やかな世界に浮かれ溺れていった者、そのどちらも当時のメタルバブルは飲み込み崩れてしまったんだなと、久しぶりにこの映画を見てそう思った。
ODINが最高過ぎる。俺は好きだぜ!
別府伸朗 (DJ/ライター)
彼らの人生の陰翳が、そのゆらめきが、ただ淡々と映し出されるこのドキュメンタリーは観ていてヒリヒリしました。
欲するところを素直に欲しても、何も望まなくても、結局同じ影ができるなら、私はもっとケーハクに生きようと思います。
「下半身のブラックフラッグがグレッグギンギン!」とか言いながら…♡
中尊寺まい(ベッド・イン)
BLAG FLAGの歴代ボーカルで、誰が一番熱いのか?ヘンリー・ロリンズでもなく、デズでもなく、自分の場合、チャボこと、ロン・レイズ。全部、ザ・デクラインのせいです。
サイトウ"JxJx"ジュン(YOUR SONG IS GOOD)
これはBURRN!で不定期連載中のインタビュー・シリーズ『LAメタルの真実』の実写版か!?
80年代サンセット・ストリップに渦巻く奇妙な熱を体感し損ねた日本のメタル・ファンには、いろんな意味で必見の映画。
ブームのただなかでその熱に浮かされていた人たちを今改めて観るとちょっと切なくなってしまうけれど、 貴重なライヴ・シーンも多数あり、含蓄ある言葉を吐く成功者たちのそれぞれに個性溢れる登場の仕方も面白すぎる!
幅 由美子(BURRN!編集部)
アメリカ西海岸のロックムーブメントを約十年周期で切り取り、そこにある光と影を記録したドキュメンタリー映画『デクライン』トリロジーは、自分にとっては3本とも大変思い出深い作品である。パート1は驚くべきことに日本で劇場公開されている。時代は80年代中盤、レンタルビデオの爆発的普及と共に"カルトムービー"なる新ジャンルが上陸。一般家庭でも週末にビデオを借りて"カウチポテト"で映画鑑賞というライフスタイルが流行していた。宅配ピザが登場して日本中を席巻した頃の話、『デクライン』は渋谷公園通り入り口近くにあった映画館でレイトショー公開された。ほんの短期間とはいえ、交通量の多さなら1、2を争うエリアに悶絶するダービー・クラッシュの姿が大きく掲示されていたのだから胸が熱くなる。自分は当時高校1年生。雑誌『宝島』の紹介記事…思えばあれは恐らく町山智弘氏の仕事だったのだろう…で存在を知るがレイトショーには入場叶わず、ビデオリリースで即レンタル。そこからは皆さんと同様にBLACK FLAG、GERMS、そしてCIRCLE JERKSに大いに衝撃を受けるに至る。
パート2はビデオリリースのみなので、これまたレンタルして再生したらデクラインの続編であることを知り大層驚くのだが、作りはパート1の乾燥したタッチの終始拒絶的なイメージから打って変わり、MTVスタイルの手の込んだド派手な画面構成。これがメタルの持つ虚飾の世界観を強調しており、そのぶん闇の深さは考えようによってはパンク以上に悲惨だ。メタルとは何か?を簡潔かつ教えなくてもいいところまで丁寧に教えてくれるが、注目は何つってもMEGADEATHのパフォーマンスに尽きる。自分はこれでCD買いました!
そしてパート3である。自分は十数年前にロサンゼルスに取材旅行に訪れた際、かの地では有名な巨大店舗AMOEBA MUSIC STOREに立ち寄りパート3の中古VHSを発見。まさかの3本目の存在に、またまた大層驚愕してしまう。映画としては、スタイルはパート1に原点回帰しつつ、前2作品より過酷な世界が展開するのだが、とにかく動くFINAL CONFLICT(再結成時)のステージングは圧巻。しかもその当時のロスのストリートには映画に出演していたパンクスたちが実際に物乞い行為に励んでおり、自分もまた数ドル恵んでやったことがあるというチョットいい話にまで発展するのだから、人生は面白いし地球は狭い。そんなワケで『デクライン』トリロジーは、自分にとって大変に思い出深い作品なのである。
植地 毅(フリーランス売文業)
あんまり内容の説明はしたくないな~。予告見れば、肌に合うか合わないかわかるでしょう?(笑)一瞬でも「面白そう」って感じたら、君は素質があるかもよ!いつものスニーカーとネルシャツに、お気に入りのバンドTの袖をカットオフしたら、もう完璧でしょ!自分探しに出かけよう!あ、映画館で暴れたら怒られるから、ライブハウス行こうね!
SMASH YOUR FACE nangchang
音楽の記録としての側面の価値は言うまでもなく非常に高い。 しかし、それよりも、どんなに間違っていてもそう生きることしかできないクズ、何をやっていても社会の規範を逸脱してしまうようなダメな人間の姿 が何の煽りもなくただただ記録されているという点が3部作の共通点であり、そこに価値がある。 ダービーの間抜けさとチャボの眼。そこにあったものが3部作全てに共通する何かだ。
プンクボイ/ロマン優光
人間ってのは弱いんだよ。弱さをさらけ出しきる人間、GERMSのボーカル・ダービー・クラッシュの最低っぷりを感じろ!最高だぜ!カッコつけてんじゃねぇぞコラ!!!
FORWARD/ISHIYA
"I thank god for Punk Rock. It changed my life. I didn't know it at that time, but I was living with and performing with legendary people in a legendary time that the world will never see again. Some of those people became my friends... Many of them are long since dead and gone. Thanks to Penelope Spheeris for capturing those moments for us. The Decline is a documentary of a brutal, explosive, yet magical time."
マイク・ロジャース (Producer/DJ/Director/Drunk, ex: The Rotters)
人生を変えるほどの衝撃を受けたパンクの中でも、一番ハマッたLAパンク。当時のシーンの様子やバンドのライヴを捉えた『ザ・デクライン』は、パンク後追い&Youtube登場前世代の自分にとっては幻の作品だった。ダビングしたVHSを入手して、テープが擦り切れるほど何度も見ては、強烈にカッコ良いライヴ・シーンで悶絶し、お客のパンクスの服や安全ピン使い、メイクなどを真似て衣服を加工したりした。数年後、聖地巡礼的にLAを訪れた際、ストリートでメルローズにたむろするガターパンクスと出会い、彼らに車で連れ去られ金品を奪われそうになった。なんとか回避し、その後彼らとは仲良くなって数度ライヴで顔を合わせて遊んだ。忘れもしないリーダー格の男の名はトロル。『ザ・デクラインIII』にも実際に登場する彼とその仲間のライフ・スタイルは、今この瞬間にも存在している現実の話だ。パンクとは、華やかで魅力的でときに攻撃的だが、その実、痛くて切なくてときにモロい。それでもパンクは人生で見つけることが出来た最高の宝なんだよね。
ヤマダナオヒロ (nAo12xu / †13th Moon†)
“THE METAL YEARS”の出演者達が今この映画を観て、どう感じ思うのか。
メタルミュージックもそれを取り巻く環境も音楽ファンもすべてが変わった。
時代は移り変わる。
丹下眞也/OUTRAGE
「ロックは生きている」と痛感した。
何故なら時代によりロックは姿を変える。
音はもちろん、スタイルや考え方や表現が時代によって異なる。
そこに「古い」や「新しい」があるのではなく、それぞれの時代が産んだロックがあるの。
現代のロックは肌で感じることが出来る。しかし過ぎ去った過去のロックは本作で感じることが出来るはずだ。
そして明日もロックがあることを心から願う。
コマツ/COKEHEAD HIPSTERS
パート1とパート2の違いがすごく面白い。「退廃」「破滅」のパート1から、「メジャー志向」のパート2へ。同じ町で起こっていたこととは思えないぐらいです。パート3は、パート1のスタイルをとりつつ、中身はパート2みたいに「真面目さ」が感じられます。
それから、全編通して見てて、アメリカ人にとっての「キリスト教」の重要性に気づきました。特段の宗教をもたない日本人からすると、理解を超えるところもありましょう。 少年ナイフが前座をしたNirvanaの93年ツアーでギターを弾いていたGermsのPatさんが出てたり、Lemmyがしゃべっていたり、お馴染みのロサンゼルスの町の様子が写っていたり、見ていて親近感を覚えます。
この3部作、見ていてとても楽しめたし、衝撃も受けました。
ロック好きには是非とも見ていただきたい作品です。
少年ナイフ なおこ
ロンドン主導と思われがちだけど、世界でほぼ同時多発的に巻き起こったPUNKという現象……その時アメリカの片隅で何が起こっていたのかを克明に記録した映像には、若き日のパット・スメア(元ジャームス/ニルヴァーナ)もいたりしてアーカイブとしても貴重なんだけど、何より腐敗政治や管理社会への疑問を、ごくごくシンプルに、衝動に従ってぶつけるという行為は、現代にも充分通じている……衝動に任せるあまり誰が本当の敵だか判んなくなるとことかも含めて。っつか何が変わったんだろう? これを観て古臭いとしか思えない奴は飼い馴らされてるぜ、むしろ未来へのヒントが満載。まだ何も変わっちゃいないし、終わっちゃいない。これ観て始めようぜ!
(日高央/THE STARBEMS)
10代の時に観て自分の人生を変えた最高のパンクロックドキュメンタリー。ライブの様子、生活(ミュージシャンの家が見られる)、考え方、全てが衝撃だった。
この映画をきっかけに、Xの全てが私のバイブルになった。冒頭に流れる'Nausea'が映画館で爆音で聴けるのを想像するだけで脳味噌が震えて爆発しそう、誰か「ハサミを持ってきて。私の頭を縫って」!
TOMOKO (Supersnazz, Tweezers)
何のギミックも無いドキュメンタリー。
行き場の無い怒りと憎しみに溢れた嫌われ者の日常。
明日なんて何の意味も無い。
クズだよクズ。
クズのクズによるクズの為の音楽。
30年前の自分を取り巻いてた日常がフラッシュバックするリアルな作品。
HIROSHI (奇形児)
退屈な回想(証言)で構成される有りがちなスターダムドキュメンタリーでは無い。 LAが抱える深刻な問題が、ストレートな発言、生活シーン、そしてステージから発信(警告)される。 それは物凄い怒りやエネルギーと同時に、希望と絶望感が強く心に響いてくるリアルドキュメンタリーである。 鑑賞後、数日間経っても様々なメッセージ、シーンが頭から離れない。
小町ヒロシ(あぶらだこ,D・O・T)
これは、全てに絶望したガキが全てへ復讐するためのロックンロール。
かつて俺もダービー・クラッシュが撒き散らした"病原体"に感染、今だに「ビールくれ!」と譫言を繰り返す症状が発作する。
ところで、未だ”全て”への落とし前はついてないんだけどさ、皆んなもまだまだビールが足りてないんじゃないの?
Takeshi (Boris)
わたくし的にはTHE STALINの「YOUR ORDER」に並ぶハードコアパンク映像である「デクライン Vol.1」!とにかく見れるまで時間がかかった1作。なにしろYOUTUBEなんて無い時代、これレアなものでして。しかし、初めて見た時の感動は正に待ちに待った初体験と同じような感覚だったな(笑)。特にBLACK FLAGの2代目ボーカルのチャボ(ロンレイズ)の世界中を敵にしたようなあの「目ん玉」から繰り出される驚愕のステージング!見所たくさんですが、これに尽きます。これぞハードコア!
KENJI RAZORS (RAZORS EDGE)
日本にHARDCORE PUNKが派生する前年、カリフォルニアではこんなバンド達がPUNKシーンを盛り上げていた。偉大なる先人達! 伝説になるには、時間がかからなかった… 凄いですわ!
junkheadherAx (xerowound)
まだメタルを聴き始めて間もない時に見てある種の衝撃を受けた。自分が好きな音楽の実態は…何となく分かってはいたが映像で見せつけられるとそれはより現実的に感じさせられた。 ただしシリアスさはあまりなくどこか痛快さすら感じさせたので、自然と入り込みやすかった。 自分にとって音楽とは単に聴いて消費するだけではなく、背景や影にあるものを感じてこそのもの。それを教わった大事な映画なのです。
田村"Blood Fire Death"直昭 (diskunion)
個人的にDECLINE(1)はダビングして貰ったビデオと散々聴いたレコードで思い入れのある作品。 映画館で爆音で観れるのは、本当に楽しみ。 インタビュー、歌詞も字幕があり、ありがたい。3作品共に、音楽と欲望と葛藤が生々しく表現された作品。
(HMVrecordshop渋谷/竹野)
日本で最初に公開された86年当時、アメリカのパンク・バンドの演奏シーンを観ることはほぼできなかったので、ここに居るバンドたちの動く姿は、動いているというだけで衝撃的であった。ほんとうにただそれだけで充分だったけど、ずいぶん経って、バンドの演奏とともにシーンの背景も刷りこまれたこのざらついた暗い映画が大好きになり、輸入盤のレーザーディスクも所有するまでに至った。さらに時は流れ、2016年にこの映画をスクリーンで観れるとはね!
Target Earth 中上マサオ
音、言葉、孤独、その先は。。。憂うつに捕まったら、、、三部作全てを見たいと思う。
小松正宏(bloodthirsty butchers)
理屈もヘッタクレもないアナーキーな作りでパンクもメタルも超えた人生いろいろのヒューマン・ドキュメンタリー三部作。
行川和彦(ライター)
パンクとメタルを取り上げた3本のドキュメンタリー映画が何故“西洋文明の衰退”と題されているのか。 別にパンクやメタルが西洋文明の衰退の象徴というワケじゃない。むしろ、衰退した西洋文明の歪みの中から発して、既存のシステムに組み込まれない自分たちなりのライフスタイルを打ち立てようとする若者たち、あるいは好むと好まざるとに関わらずそのライフスタイルに流れ込まざるを得なかった若者たち…を、この三部作は描いている。称揚するでもなく、断罪するでもなく。スター・システムに中指を立てる80年前後のLAパンクスも、明日のスター(セックスとドラッグとR&R)を夢見る80年代のヘアメタル勢も、何の展望もなく路上生活を送る90年代の“ガター・パンクス”も、カメラはただただ淡々と映し出す。ジャンルが何であれ(パンクやメタルでなかったとしても)、ペネロープ・スフィーリス監督は同じように淡々と映し出したことだろう。正直言って、この三部作ではパンクやメタルといった音楽そのものについてはほとんど語られない。逆に言えば、この三部作はパンクやメタル、それどころかロック全般に対してそんなに興味がないような人でも楽しめる映画だと思う。もちろん、パンクやメタルが大好きな人なら間違いなく楽しめるし、その一方でいろいろと考えさせられる映画になっているのも確か。2作目『ザ・メタルイヤーズ』以外は、ほとんど観る機会自体がなかった作品群…この機会を逃がさず、多くの人に観て欲しい。
大越よしはる(音楽ライター)
PUNK/HARDCOREファンには知られた存在かつ重要な作品で有りながら何故か数十年埋もれた状況だった作品が字幕も新たに遂に復活!
今観てもPUNK ROCKからHARDCOREへの移行期のL.A(US全土も同様だと思うが)ライブ会場の狂気と熱がビシバシ伝わってくる!
昔レコード店でバイトしてた時VHSでリリースされ、(定価一万超だったと思う)ショウウィンドウに陳列した高嶺(値)の花が、劇場のスクリーンで観れるなんて!!
生々しく刺激の強いPUNKドキュメンタリー! 若い人達に是非観てほしい!
RECORD SHOP BASE / IIJIMA TOSHIO
完璧な距離感で撮られている。
ロサンゼルス・タイムズ
題材を称賛するでも批判するでもない。クレイジーなキルトを織り込んだような人類学的研究。即座に笑い、魅了され、そして深く心をかき乱される作品。
ダラス・モーニングニュース
必見!
ニューヨーク・ポスト
ロックを含むカルチャーの萌芽は、ストリートから生まれた。そして、栄光よりも挫折の方が多かった。この『ザ・メタルイヤーズ』は、1980年代のLAロック・シーンが内包していた“毒”の総てを痛切に描き出している。それは、今でも何ら変わることのない日常だ!
伊藤政則
とにかく10代の頃はGERMSが衝撃的だった。
BLACK FLAGやGERMS観たさに、よくレンタル屋に「ザ・デクライン」を借りに行ってた。
あまりに同じビデオ借りるので、店員が後にダビングしてくれたぐらい借りてた。
それぐらい観たよ。「ザ・デクライン」は。 
KO (SLANG)
清々しいほどのバカが大集合。ムダにしてこそ人生なのだ。
それはかなり間違ってるけど、絶対に正しい生き方。
残されたフィルムと音楽がその証明だ。
松江哲明(ドキュメンタリー監督)
苛立ちも孤独も剥き出しの、生身の景色にぶっ飛んだ。やり切れなさは人為的に作れない。衝動も後から生み出せない。作り物でないからこそパンクは輝き、心臓をえぐり続ける。天然記念物に出会ったような体験だった。
奥浜レイラ(ラジオDJ・MC)
ラウドで歪んだ音楽の向こうにある社会の「歪み」が衝動的に【Ⅰ】戦略的に【Ⅱ】意識的に【Ⅲ】映し出されている。それぞれ単体の音楽記録映像としても興味深いのは、時代を振り返る検証ドキュメンタリーではなく、当時の空気感がそのままリアルタイムで記録されているからだ。
三部作全てに共通するのは、その音楽にまつわる人々への愛と憂いの眼差しであり、アメリカという国への愛憎である。
川口 潤(映画監督)
映画的なアドレナリン
ヴィレッジ・ヴォイス
本作は、あっという間だった。監督は“早いカットと短時間にできるだけ多くの情報を盛り込むことの大切さ”を理解している。
ロサンゼルス・デイリー・ニュース
1981年に一作目が公開された時、本作に登場するパンクスは“まだ父親の精子”だった。それでも彼らは極限までパンクの信念に従って生きている。
LAウィークリー
俺たちはいつも中年の長髪でバットを持っている男たちに狙われていた。でも奴らは俺たちを見つけても必ず敗北していた。
ユージーン(電球のもとでインタビューをうける子供)
貧困、アルコール/ドラッグ依存、虐待、性差別といった米国における社会問題を、バンドを通し独自の視点で切り込んでいる、優れたドキュメンタリー作品なので、三部作すべて必見の内容。
もちろん音楽も映像も最高よ!
イライザ・ロイヤル(音楽家/文筆家/調教師)
最初はインタビューを受けたくなかったがダービー・クラッシュやパット・スミアが俺に出るようにプッシュしてきた。映画が公開されたあと、ストリートでサインを求められたり、家に帰ってもティーンエイジの女の子が待っていた。
ユージーン(電球のもとでインタビューをうける子供)
Xフリークだったマイクは完全にイカれたサイコパスだった。
ジョン・ドゥー(X)
「ザ・デクライン」★★★★四つ星!パワフル!最高!そして恐ろしい。
サンフランシスコ・エグザミナー
「ザ・メタルイヤーズ」ステージ上のワイルドさは本当にかなりのものだが、よくある興奮状態のバカ騒ぎや熱に浮かされた夢などとは比べることができず、知性ある判断力さえ伺える。
ヴィレッジ・ヴォイス
「ザ・デクラインⅢ」前二作は素晴らしい作品だったが『ザ・デクラインⅢ』はこの二作をはるかにしのぐ秀作だ。映画のタイトルはまさにぴったりで、悲劇的でもはや笑える要素もない。
シアトル・タイムズ
『ザ・デクライン』によって街をでることができた人々もいる。ロス市警やコンサート・プロモーターとのやりとりで疲れ果てて燃えつきる面々もいる中、サークル・ジャークスはニューヨークから誘いがあり、ライヴをやりに行った。何かチャンスが訪れたときはそれに飛び乗ることだ、でなければ誰かがそうするだけだ。
キース・モリス
その時代を描いたパンクロックの映画があまりない中『ザ・デクライン』がある。
60年代における『ウッドストック』と同じように。同じようにその瞬間の「客」に多くの時間を割いている。『ザ・デクライン』はその瞬間をうまく切り取っているよ。
チャック・ドゥコウスキー(BLACK FLAG)
「ザ・デクライン」見事な手法、機知、そして公平な態度で題材が集められ公正な立場でパンクロックを描写している。
ニューヨーク・タイムズ
「ザ・メタルイヤーズ」セックス、金、ドラッグを強調することで本作は独特のカースト的システム、成功への見方、達成した者や達成していない者にとっても同じく危険な理想がある世界を映し出している。
ニューヨーク・タイムズ
「ザ・デクラインⅢ」本作には楽しさも陶酔状態も見られない。その代わり、シリーズの中で最も多く社会的な問題を含み、否応がなく最も陰鬱な映画になっている。
ロサンゼルス・タイムズ
まさにSEX,DRUG,and ROCK'N ROLLに尽きる!
この時代に産まれてこなくって良かったという安堵感とこんなメチャクチャを経験してみたいという残念感が交差し、モヤモヤしまくり!
今の何でも揃ってる若いバンドマンに絶対見てもらいたい。逆に今だからこそあの感覚を忘れないでほしい。背筋が伸びました(笑)
MINOR LEAGUE 長島啓介
観ることさえも困難で、中古でやっと見つけ夢中になって観ていたパート1のVHS。
メタルに疎いので今回初めて観たパート2、存在さえも知らなかったパート3。
アテンション、裸電球、目玉焼きとベーコンだけでなく、監督の主観による三部作の共通点も感じました。
これを劇場で観られる時代が来たこと自体が奇跡ですよ。
HDK (SQUIRREL FOX/CRADLE TO GRAVE/SPY MASTER)
人生に影響を及ぼす程の作品に出会える事はそう多くはないが、間違いなく、この映画は自分の人生を変えた。
だからこうしてコメントを書いている。
観る事すら困難だった伝説と呼ぶに相応しい作品に、 再びスポットがあたるこの機会を逃してはならない。
diskunion/followup dirtydog吉沼